補助金活用だけではない一貫したサポート

〈抱えていたお悩み〉
地元の有名な焼き肉ブランド、新たな販路開拓が課題

某有名大阪焼肉店は、地元大阪で人気の老舗焼肉店として店舗展開をされています。創業以来40年以上守り抜いてきたタレにファンも多く、お店は年中予約でいっぱいでした。大阪駅近という立地により近年はインバウンドの需要も高く、伊丹空港店に続いてキッチンカーも出店するなど事業を拡大する中、予想もしなかったコロナ禍の影響でインバウンドや旅行者の客足が遠のき、売上を落としてしまいました。
築き上げてきた自社のブランドを、全国の消費者にPRできる大手モール型ECサイトへの出店も早急に進めておられましたが、大きな負担となっていた手数料への懸念からIT導入補助金を活用した自社ECサイトの制作をご提案いたしました。大手モールよりもサイト内の作り込みが可能な上、手数料を比較的抑えることができるため、自社サイトの構築をすすめることになりました。

〈導入したITツール〉
全国の消費者がお客様!自社の特色ある商品を全面に打ち出した自社サイトの構築

Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなど大手モールで買い物をされるユーザーが多い中で、某焼肉店では自社サイトでよりブランドの色を出すための工夫として、商品開発から着手されました。花のように綺麗に形作られたお肉は贈り物として人気を博し、通常の飲食需要に加えて誕生日や母の日、クリスマスといったギフト需要も取り込んだことで通年人気商品となりました。

大手モールとは違い自社サイトを活用することで、還元できるポイントやキャンペーンを自由に実施でき、大手モールの「一見さん」とは違った固定客(ファン)が増えるようになりました。テレビなどのメディアで取り上げられた際には、自社ECサイトのアクセスが急上昇し売上もそれに伴うようになりました。コロナ禍の影響からオンライン事業に飛び込んだことで、これまでの飲食事業に匹敵する新たな事業の柱になったと喜びのお声をいただいています。

〈効果〉
通販部門はスタート時の売上から、2年で約8倍に!

飲食事業はとくにコロナ禍の影響を大きく受けた業態で、オンライン化をすすめられた企業は多いと思います。そんな中で軌道にのる店舗と、通販サイトがうまく機能せず放置や撤退してしまう店舗があるのが実情です。また、実店舗とオンライン事業の併走は、資金以外にも様々な課題が生まれました。物流、受発注オペレーション、スタッフ管理、顧客対応、マーケティング…上げればキリがありません。それらをトータル的に、売上規模の段階に合わせた提案と対応をしていくことによって事業全体が軌道に乗っていきました。

オンラインとオフラインは、どちらか片方ずつ成長させるものではないと考えます。サイトを制作した後には、それを最大限に活かすための施策を実店舗と足並みを揃えて行なっていく必要があります。また、経営者の思いや行動と現場で働くスタッフの思いや理解のベクトルも、方向性が同じであることが事業拡大への大事な要素だとあらためて感じました。

 

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