こんにちは、税理士法人フューチャーコンサルティングの中洞智吉と申します。
私が飲食店を開業支援をしていてお客様から相談を頂く内容として一番多いのが借入についてです。
開業資金としてお金を借りようと思った際に先ずはどこに相談したら良いのか、自己資金はいくら用意したら良いのか。
店舗のOPENよりどのくらい前から動き始めなければならないのか、分からない事だらけで不安が募ります。
先ず皆さんに抑えておいて頂きたいのは、事業でお金を借りるという事は簡単な事ではないという事です、金融機関としても飲食店の高い廃業率を考慮した上で開業のお客様の話を聞く事になります。
ですから、必然的に厳しい目で見られるのは確実であり面談の際には色々な質問をされることになります。
そこで、重要なポイントを5つお伝えしますので、飲食店で開業される方はこちらを抑えておきましょう。
1、自己資金・・・
一般的に借入の際には自己資金の3倍程度というのが目安になります。
自己資金無しで始めたいのですがという相談も時々お受けしますが、基本的に通りません。
金融機関はどのくらいの覚悟を持って始めるのか?という所を見ているのです。
しっかり時間をかけて計画を立て、計画を立てながらコツコツと自己資金を貯めてきました、だから話を聞いてください!というのが基本姿勢です。
2、自己資金の作り方・・・
計画を立ててコツコツと、というのが基本とはいえお金がないので中には一時的に身内からお金を借りて見せ金をと考える人もいるかもしれませんが、こちらもダメです。
なぜなら個人通帳の6ヵ月分を見せる事になり、どこからか振込まれた謎の100万円などはお金の出どころを明確にする事になり、嘘をついてもバレます。
3、金融機関への行き方
最近はお金に困って、事業用融資なら簡単に借りる事ができるのでは?と考え、借金したいが為に法人を作るような悪い人がいます。
飛び込みで金融機関に行くと先ずはそういう人ではないのか?という目で見られるという余計なハードルをクリアする必要が出てきます。誰かの紹介で行くのが良いのですが、いつも紹介を貰っている税理士の紹介ならば・・・と金融機関も考えるでしょう。
4、アピール出来る事、やっちゃいけない事。
アピール出来る事・・・ 同居の奥様が看護師で給与収入がある、不動産などの資産がある、飲食チェーン店で店長として長いキャリアがある。
やっちゃいけない事・・・消費者金融で借入がある、家賃や携帯電話の滞納がある、あっちこっち色々な銀行に融資の相談に行く。
5、結局金融機関の融資担当も人の子
先にも申し上げましたが、お金を借りるというのは簡単な事ではありませんし、どのくらい覚悟を持って始めるのか?という事も重要です。
コツコツと準備をし覚悟を持って相談に来ている人がジャージやスエットで行くはずがありませんね、人柄や第一印象も重要ですし約束した時間に遅れるのはもってのほかです。
比較的重要な5つのポイントをお伝えしました、参考になりましたでしょうか。
他にも抑えておきたい事は沢山ありますが、もし開業を考えているのであれば開業支援団体Ringにお気軽にご相談下さい、あなたの開業を全力で応援致します。