こんにちは、有害生物駆除を行ってます、株式会社北日本消毒 西田です。
突然ですが!!
皆様、IPMってご存じですか?
IPMとは英語のIntegrated Pest Managementの頭文字をとってアイピーエムといい、
日本語になおすと「総合的に有害生物を管理する」というような意味です。
なぜ英語かと言うと!IPMの考え方が生れたのが外国です。
もともとは農作物を有害生物から守る手段として始まったもので、くりかえし殺虫剤などで害虫駆除を行い続けても殺虫剤が効かない虫が出現してしまう事もあって、もっと効果的な方法を考えようということになりました。
もっと効果的な方法って?
有害生物対策にはもともといくつもの方法があります。
「環境的対策」=有害生物の住みにくく生れにくい環境に改善する。
「物理的対策」=機械や器具で追い払ったりやっつけたりする。
「化学的対策」=薬品で追い払ったりやっつけたりする。
「生物的対策」=天敵でやっつける。
殺虫剤は化学的対策となるわけですが、これだけでは良い効果がでないのであれば、その他の対策もいろいろ組み合わせて行えば良いのです。
殺虫剤による対策は他の対策に比べて、あまりお金や手間がかからないという事もあって、昔から広く使われてきました。
しかし、有害生物にだけよく効いて、その他の生き物や自然環境に全く影響のない薬品というのは存在しません。
だいいち、そんなに強い殺虫剤のかかった野菜や果物や食品は誰もが食べたくありません。
時には薬剤使用も必要ですが、適度な処理を行い、人間も環境も守らねばなりません。
人や自然環境にもやさしい方法がIPMなんです!
化学的対策以外の方法は効果が出るのが遅かったり、たいへんなお金や手間がかかったりする事が多いです。
だから単純に殺虫剤を使わないというのではなく、その場の状況をよく観察して、先ずはどこまで有害生物を減らせば実際の害を防げるのか、どんな対策の組み合わせが良いのか、それはいつ行うべきなのか、などをきちんと計画してから実施する必要があり、それには有害生物それぞれの習性やさまざまな対策の知識を正しく学習しなければなりません。
知識と技術を併せ持った専門家でないと本来のIPMは管理は難しいと考えます。
当社ではHACCPの考え方に沿った衛生管理の中で、IPMに基づいた定期点検結果をもとに、予防としての環境的・物理的防除を実施し、その結果に基づいて防除および駆除を行います!!
有害生物でお困りの方は、是非当社にご相談ください!!
▽捕虫器(飛翔昆虫用)によるモニタリング